皆さんは、和食はお好きですか?欧米の食事と比べるとカロリーが低く、健康的に長生きできる食事であるため、世界でも人気を集めています。2013年には、ユネスコの無形文化遺産にも認定されました。
日本食ならではの特徴はいろいろありますが。大きな特徴の1つに「用いられる食材が多様」ということが挙げられます。
日本食の基本は、「一汁三菜、主食、主催、副菜、汁物」です。品数の多さにも目を見張りますが、食材そのものも多様ですよね。
たとえば、味噌汁を例にとると、味噌は大豆ですから、「畑」のものです。出汁には煮干しを使いますが、こちらは「海」のものです。具としてキノコを入れたら、「山」のもの…、というように味噌汁ひとつとっても様々な場所で取れた食材を使っています。
様々な食材を使うことによって、栄養バランスが良くなります。また、日本食に使われる食材には野菜が多く、よく噛んで食べる必要があります。これが認知症予防に非常に効果的と言われており、歯を失わないためにも重要であると言われています。それ以外にも、よく噛んで食べることで消化にかかるエネルギーを少なくすることができ、体への負担も軽くなります。
ところで、日本食はなぜ、多種多様な食材を使うのでしょうか。これは、日本という国の地形による影響が大きいと推測できます。
皆さんご存知の通り、日本は海に囲まれた島国です。国土の総面積は約37万8,000㎢ですが、そのうち人が住める部分は約30%程度しかないと言われており、残りは急な山々や川、湖沼です。このように日本は自然が実に豊かな国というわけです。
海のない県もありますが、鎌倉や博多などのように、海も山も近いため、昔から海の幸も山の幸も食べているという地域も多いです。
他にも、日本は南北にも長いため、北と南では自然や暮らし方も全く違います。取れるものが違えば、食文化も当然変わります。日本が南北に長い島国であるからこそ、今日の日本食の多様性が生まれたと考えられます。
このように、食材が豊かで栄養バランスの良い日本食を支える技術は様々です。農薬やトラクターなどの農業用機械は収穫量を増やし、作業の負担を軽くします。魚であれば、ソナー等を使うことで効率よく魚を発見し、漁獲量を増幅させます。
実は、ソナーには様々な種類があります。魚群を探知するものから、海底の地形を探査するものまでバリエーションが豊かです。こちらの会社では、そんな漁業には欠かせないソナーの販売を行っています。
現在、日本の食料自給率はカロリーベースで37%と、かなり低い水準にあります。多くの食料を外国からの輸入に頼っているため、輸入が滞ってしまった場合は、その影響をダイレクトに受けてしまいます。日本で取れたものを選び、食べることで、食料自給率は向上させることができます。
美味しく健康的な日本食。皆さんも、もっと食べてみませんか?